いつも読んでいただき、ありがとうございます。
今年はワールドカップがロシアで開催されるとのことですので、2月という極寒の時期に一足先にモスクワに行ったときに感じたことを記事にします。
今回はロシアでのお金の支払い事情についてです。
今までのロシア関係の記事は以下を参照していただければと思います。
ロシアはクレジットカードによる支払いが主流
表題の通り、ロシアでの支払いはクレジットカードが主流です。私が行ったお店ではどこでもクレジットカードが使えました。というより現金で支払っている人の方が少ない、と言った方が正しいかもしれません。
クレジットカードでの支払い方は?
支払い時は、チェックをすると大抵の飲食店ではホールにいる店員がクレジットカード専用の小型の機械を席まで持ってきてくれて、そこで支払いをします。ロシアのICチップ付きのクレジットカードは、その機械にかざすだけで支払いが完了します(日本だと改札やレジでSuicaをかざすような感じ)。もちろん暗証番号は不要です。
我々日本人が持っているクレジットカードだと、機械にカードを差し込んで暗証番号を入れる必要があります。これは日本のお店と一緒ですね。
チップは必要?
ロシアでのチップは必須ではありません。本当に良い対応をしてくれた時やご飯が美味しかった時など、自分の気持ちを表したい時にチップを払えばよいです。チップの額は使った金額の一割程度と言いますが、あまりそこは気にせずに100ルーブル程度でよいと思います。
支払い時に店員に渡すか、伝票ホルダーのようなものでレシートを渡された場合はそこにクレジットカードと一緒にチップも入れて渡しましょう。
ルーブルへの換金
日本で、例えば成田空港でルーブルに換金すると非常にレートが悪いです。私がロシアへ行った時は1ルーブル1.9円程度だったのですが、成田空港での換金は1ルーブル2.4円強でした。。。
どうしても現金が必要な場合は、ロシアの滞在するホテルに設置されているキャッシングの機械を使うといいです。海外対応でキャッシングOKのクレジットカードを作る必要がありますが、ロシアで換金した方がよっぽどレートがいいです。
まあ、できるだけクレジットカードを使うのが懸命です。私の場合は、クレジットカードでのレートは1ルーブル1.95円くらいでした。現金にすることで良いことはほとんどありません。
総論
極論を言えば、ロシアで現金は不要です。使いやすいクレジットカードを持っていきましょう。Visa、Masterであれば全く問題ありません。JCBはほとんど使えるところはありません。JCBユーザーの私としてはもう少し頑張ってもらいたいところです。
おそらく先進国ではクレジットカード支払いが普通なのだと思います。現金支払いって非効率的だと思うんですよね。支払う方はお釣りが少なくなるように計算して支払ったり、レジの人は受け取った現金を必要な場所に入れて、かつお釣りを取り出して渡したり。
これがクレジットカードならカードを渡して暗証番号打って終わり。サインの場合は少し面倒ですけどね。最近はサインも暗証番号も必要ないところも多くなっているような気がします。最も楽なのはQUICPayやiD、またはSuicaよる電子マネーでの支払いですね。
セキュリティが心配だ、という人も多いと思いますが、不正使用された場合はきちんとカード会社に説明すれば支払は免除されます。カードは落としても盗まれてもカード会社に連絡すれば何も起こりません(再発行手続きは面倒ですけど)。
逆に現金は盗まれて使われたらどうしようもありません。使われたお金が戻ってくることもありませんからね。
今年はワールドカップでロシアに行くという人はかなり多いのではと思います。ロシアは昔は入国するのが非常に困難な国でした。世界一ビザなし渡航ができる国が多い日本のパスポートでさえ、今もビザがないと入国することができません(たとえ観光でも)。
しかし、おそらくワールドカップに向けてできる限り入国は簡易化されて、少なくともその期間だけは入国しやすくなると思います。
こんなに素晴らしい国が行きづらいなんて非常にもったいないです。本当にロシアは素晴らしい国だと思いました。私も行くまでは、何となくどんよりした暗い国なんだろうな、と思っていましたが、それは天候だけ。観光地は素晴らしく建物は雄大であり壮大、あまりの規模の違いに笑ってしまいます。
ワールドカップのためだけに行くなんてもったいないです。ワールドカップ目的であっても、せっかく行くのであれば是非とも色々と観光してください。