いつも読んでいただき、ありがとうございます。
そろそろロシアでのワールドカップが開催されますね。
そこで私がロシアに行って思った、ロシア人の人となりについてお話ししたいと思います。
親切とは
「日本人は親切である」ということがよくテレビなどで言われていますが、私はこのことについては疑問に思っています。日本人が親切である、ということを否定したいわけではありません。世界の他の国と比較して、日本人は親切であるかどうかを考えると、疑問に思ってしまうのです。
私はそんなに海外に行ったことがあるわけではありません。なので偉そうなことは全く言えないのですが、明らかに海外の人の方が親切だ、と思っています。
親切と愛想は異なりますが、海外の人はとても愛想が良いと思います。いつもニコニコ、ハキハキと接してくれて、困っているときは実によく助けてくれます。
ロシア人は、知らない人でも平気で話しかけます。これは実際にバスに乗ったときにも見かけましたが、座っている人が突然立っている人に話しかけ、立っている人は嫌な顔ひとつせずに普通にその人と話していました。
そのことを一緒にいたロシア人に聞いたら、「こういう光景は普通だよ。ロシアではそこらへんにいる人にものを訪ねることは当たり前」と言っていました。日本では知らない人に話しかけるのは憚られ、逆にいきなり話しかけられたとしても困惑してしまいますよね。
まあこれは育った環境によるとしか言いようがないのですが、親切とは一体何なんでしょう。
日本人の親切で思い浮かぶのは、お店の対応でしょうか。これは明らかに世界最高レベルの接客をしてくれると思います。愛想良くこちらが不快にならないような対応をしてくれます。それに比べると海外のお店の対応、特にスーパーのレジの対応はとてもひどいものです。愛想など全くなく、流れ作業的に対応するだけ。
もしかするとこういう部分を指して、「日本人は親切である」、ということになっているのかもしれません。
働くロシア人
ロシア人はよく働きます。そして働くことを苦にしている様子が全くありません。私がロシアに行ってお世話になった会社は、出社時間はかなり自由です。インターネットがこれだけ普及している時代なのでテレワークも当たり前です。
時間に縛られることなく自分の好きな時に仕事をしているため、仕事が苦ではないのかもしれませんね。コミュニケーションは基本Skypeでわざわざ集まって打ち合わせをする、ということはあまりありません。現代のテクノロジーをふんだんに利用しています。
また深夜まで仕事をしている人も普通にいます。自分の作業は責任を持って最後までやる、ということが徹底されている感じです。逆に言うと、自分の担当ではない部分については冷徹なほど対応しません。なのでこっちとしては少しイラついてしまうこともあります。「少しくらいやってくれてもいいじゃん!」って感じで。
まあ、良くも悪くも役割分担が徹底されているということです。
総論
何だかんだ書きましたが、以下のサイトに書かれていることが実に的確にロシア人の気質を表しています。

私がこれを読んで、ロシア人から見た日本人に関する一言にとてもグサッときました(このサイトの最後に書いてあります)。
「彼らにとって1番大切なのは法律であり、人間的な慈悲ではないと思います」
なかなか衝撃的な言葉だと思いませんか?
人間的な慈悲、そう、ロシア人は日本人よりも慈悲深いです。これはロシア人の気質を表した、言い得て妙です。これだけぴったり当てはまる言葉は思いつきません。
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