いつも読んでいただき、ありがとうございます。
YouTubeを見ていたら、ジョブズによる初代iPhoneの発表会がレコメンドで出てきました。過去に見たことはあるので内容は知っているのですが、誘惑に勝てずに再度見てしまいました。
まず思うことは、やはりジョブズのプレゼンは最高ですね。私はApple製品は好きですが、特にジョブズ信者というわけではないです。しかしながらジョブズのプレゼンは非常に上手く、人を惹きつけるのが天才的を言わざるを得ません。
そんなジョブズがiPhoneを紹介するときに強調していたのが、iPod/電話/インターネット、これらをひとつのデバイスで実現する、ということでした。
この紹介をしているときの観客の反応で気になったのが、「インターネット」を紹介した時の反応がイマイチだったこと。iPod/電話については熱狂的な反応だったのですが、インターネットについての反応だけが良くなかったのです。おそらくジョブズとしてはインターネットこそ一番重要な部分だったと思うのですが、当時はまだ一般ユーザーはその重要性に気づいていなかったのでしょう。
これを発表したのが2007年、なのであれからすでに17年が過ぎたことになります。
さて、この17年でiPhoneは何が変わったか?
基本的な機能は何も変わっていなくないですか?
私のiPhoneの使い方としては、通勤時は音楽を聴き(iPod)、連絡を取りたい時は電話をし(電話)、何かを調べたりするときはネットを使い(インターネット)、チャットやLINEなどでメッセージのやり取りをするときも使っているのはインターネットです。
久々にこの動画を見て考えさせられたことは、iPhoneの基本は17年経っても変わっていないということ。色々と機能強化はされましたが、基本的にはスペックアップしただけで変化は乏しいというのが率直な感想です。17年も前にコアとなる機能をシンプルに3つだけに絞ったのは、なんとも先見性があるというか、すごいとしか言いようがないです(単純にそれ以降の人が新しいことを発明できていないだけとも言えますが)。
また、当時のプレゼンでは「片手に収まるサイズ」ということも強調していましたが、最近のiPhoneは大型化が進んでいて、両手で使うのが基本になっているので、そのコンセプトからは若干外れてきているように思えます。
これからもiPhoneに限らずスマホなどのデバイスはどんどん成長していくと思いますが、スマホの次に来るブレイクスルーを起こすものは何になるんでしょうね。私のような凡人には想像もできないですが、何か新しいものが登場するのを心待ちにしたいと思います。