いつも読んでいただき、ありがとうございます。
iOS 11.2.2 のCPUのセキュリティアップデートにおいて、性能(パフォーマンス)への影響が多少あるようです。
iPhone X への影響
私はiPhone Xを使用していますが、iPhone XについてはiOS 11.2.2にアップデートしても性能への影響はありません。安心してアップデートしてください。
(左が iOS 11.1.2、右が iOS 11.2.2におけるGeekBenchのベンチマークです)
iPhone 6 への影響
iPhone 6ではベンチマーク上はかなりのパフォーマンスダウン(性能劣化)があるらしいです。詳しくは以下の記事をご覧下さい。
しかしながら私はこの記事については懐疑的です。いくら性能に多少の影響があるとはいえ、約40%も性能劣化することがあるのでしょうか?これは私の勝手な予想ですが、この方はiOS 11.2.2にアップデートしてベンチマークを取ったときは、運悪くバッテリーが劣化してしまっている状態で、予期せぬシャットダウンを防ぐためのiOSによるパフォーマンス制御が働き、結果的に性能が劣化したベンチマークとなってしまったのだと考えています(あるいは省電力モードだった)。
Appleは以下のページでバッテリー劣化における性能問題に対しての声明を発表しています。
iPhone SE / iPhone 7 への影響
iPhone SE / iPhone 7については以下の記事では性能劣化がない、と報告されています。
ただ、この記事でのiPhone 7のベンチマーク結果がそもそも低いのが気になります。省電力モードでベンチマークを取っていたとのことですが、省電力モードを解除して実施してみても、
「シングルコアが2282点、マルチコアが3781点」
だったとのこと。これは明らかに低い数値だと思います。
ちなみに私が使っていた(すでに手元にない)iPhone 7のベンチマークは以下です。
比較するとかなりの差がありますよね。これもバッテリー劣化によるAppleの対応による結果なのではないかと思っています。なかなかの劣化具合ですね。
結論
いずれにしても、iOS 11.2.2では脆弱性への対応がされているため、早急にアップデートする必要があります。基本的に、iOSのバージョンは常に最新にして使うことを心がけましょう。
バッテリー劣化の件については以下の記事でも私なりの考えを記載しています。