モンテーニュ エセー

岩波書店から出ている、モンテーニュのエセー6冊セットを買いました。
なかなかいいお値段ではあったが、自分の教養のためであればそこまで高くないでしょう。

まだ買ったばかりでほんの少ししか読んでいないため、なんとも感想は書けません。
最初の「読者に」に記載されている言葉が、モンテーニュの人となりを表しているように思えます。

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読者よ、これは正直一途の書物である。初めにことわっておくが、これを書いた私の目的はわが家だけの、私的なものでしかない。あなたの用に役立てることも、私の栄誉を輝かすことも一切考えなかった。
〜(中略)〜
読者よ、このように私自身が私の書物の題材なのだ。あなたが、こんなにつまらぬ、むなしい主題のためにあなたの時間を費やすのは道理に合わぬことだ。ではご機嫌よう。

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このような、この本はモンテーニュの考えたことをつらつらと書いただけの書物のようですが、なぜこんなにも売れているのでしょう。
そういうところも気になり、あとはある経営者がこの本を座右の書としている、ということも相まって、興味を持ち買ってしまった次第です。
あまり肩肘張らずに好きなところから読んでもいいようなものみたいなので、少しずつ時間をかけて読んでいこうと思います。

ちなみにこれを書いた時点では、6冊セットは在庫切れ。
しかしバラではすべての巻が在庫あるようなので、興味ある人は一冊ずつ買うといいでしょう。
ちなみに結構絶版になり、しばらく在庫がない状態が続くこともあるようなので、もし欲しいのであれば、今の在庫があるうちにゲットしておいたほうがいいと思います。
私はアマゾンでもhontoでも6冊セットがなかったため、楽天で購入しました。
岩波書店のHPでも6冊セットは残っていたので、そこから買うのが確実だと思います。
あるいは、他の書店から別の人による訳で出ているものもあるので、それを買うのも良いかと。
私はまずは岩波書店のを読んでみたいと思います。

ただいつも思うことが、後世に残すべき本が絶版になることってよくありますよね。
そんなに売れないから絶版にする、確かに会社として利益を上げて存続するためには必要な措置だとは思います。
そこは理解するけど、絶版になったけどそこから版権買い取って重要と思われる本を販売するような会社、現れないですかね。

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