いつも読んでいただき、ありがとうございます。
以前にも記事にしましたが、2017年にiPhone Xが発売され、2018年にiPhone XSが発売されたため、2年サイクルでの機種変を考えるとiPhone X系の保有率が高まってきていると思われますので、改めての注意喚起となります。
2017年にiPhoneで初のOLED(有機EL)搭載のディスプレイを搭載したiPhone Xが発売され、2018年に発売されたiPhone XSでも同様にOLEDが搭載されています。
OLEDは表現力が素晴らしく非常に魅力的な画面なのですが、一点だけ気を付けないといけないことがあります。それは、画面の焼き付きです。
画面の焼き付きというのは、同じ静止画像を画面に長時間表示させ続けると、その画像が画面上に残ってしまう現象です。焼き付いてしまった場合、他の画面を表示させても電源を切ってもその画像が画面上にうっすらと残ってしまいます。そして今のところ焼き付いた画面を元に戻す方法はありません(画素が記憶してしまうようです)。この状態になると精神衛生上非常によろしくないですね。
これはOLED特有の現象で、X系ではないiPhoneの、いわゆる液晶画面と言われているものでは発生しない現象です(X系といっても、XRだけは液晶画面です)。
どれくらい同じ静止画像を表示させ続ければ焼き付くのかと言われると、いろいろなサイトを確認した感じですと、3日間程度ずっと同じ画像を表示させ続ければ焼き付きが起こるようです。
まあ、そんなに長く画面を点けっぱなしにする人は基本的にはいないと思いますけどね。ただ、4時間程度で焼き付いたという人もいるみたいなので、長時間の点けっぱなしはしないように注意しましょう。
点けっぱなしを回避するためには自動ロックをオンにしましょう。設定アプリから、
「画面表示と明るさ」→「自動ロック」
と進み、「なし」以外の設定にしましょう。「なし」の設定を選ばない限り、画面は設定した時間が経てば自動的に消灯されロック状態となります。
アプリによってはこの設定に影響を受けずに、起動中は何も操作しなくてもずっと画面点灯し続けるものはありますが、そこは注意するしかないでしょう。
また、セキュリティ上、自動ロックの設定を「なし」にすることはオススメしません。ロックし忘れた端末を放置してしまった場合、「なし」設定だとロックが解除されたままとなるので、他人にiPhoneの中身を見られたり何かしら操作されてしまう可能性があるためです。
なお、画面の焼き付きはサポートの対象となるようです。そのため、もし焼き付いてしまった場合は落ち込まずにサポートに連絡しましょう。保証期間内であれば対応してくれるはずです。
普通に使う分には画面の焼き付きについてあまりセンシティブになることはありませんが、頭の片隅にでも入れておくと良いでしょう。
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