いつも読んでいただき、ありがとうございます。
最近はdocomo, au, SoftBank の3大キャリア(以下 キャリア)を離れて、格安SIMを使う人が多くなってきています。格安SIMは様々な会社が参入しており、キャリアと比較すると通信サービスを格安で使うことができます。
「それなら最新のiPhoneを買って格安SIMで使おう!」
と思っている方はちょっと待ってください。
格安SIMが安いのは「サービスプラン」のみです。端末料金は含まれていません。各会社で販売している端末もありますが、基本的に端末は自分で用意するものと思ってください。
最新のiPhone購入するとなった場合、基本的にはAppleから購入するしかありません。そこでキャリアで購入する場合と同じように24回払いで購入したとしましょう(簡単のために金利0%とします)。
端末 | 端末価格(税込) | 24回払いの1ヶ月あたりの価格 |
iPhone XS (64GB) | 121,824 円 | 5,076 円 |
iPhone XS (256GB) | 140,184 円 | 5,841 円 |
iPhone XS (512GB) | 165,024 円 | 6,876 円 |
iPhone XS Max (64GB) | 134,784 円 | 5,616 円 |
iPhone XS Max (256GB) | 153,144 円 | 6,381 円 |
iPhone XS Max (512GB) | 177,984 円 | 7,416 円 |
皆さんこれを見てどう思うでしょうか?これは毎月の端末のみの値段となります。これにサービスプランが上乗せされます。いくら格安SIMを使うとはいえ、結局毎月の支払額は1万円近くいってしまいます。
キャリアではサービスプランだけでなく、基本的には最新のiPhoneを含めた端末も提供していて様々な割引サービスを実施しています。特に割引サービスは最新のiPhoneで非常に顕著です。そのためキャリアで最新のiPhoneを購入したとしても、サービスプランと端末料金併せて毎月の支払い金額は1万円以下に抑えることができます。使い方によっては格安SIMよりもキャリアの方が安くなることもあります。
何を言いたいのかというと、格安SIMは最新のiPhoneで使うには向いていないということです。格安SIMはすでに支払いが終わった端末を使う場合、あるいは型落ちして安く購入できる端末を使う場合に、選択肢のひとつになると考えてください。
また格安SIMの弱点として、回線の弱さがあります。弱いというのは、格安SIMを提供している会社はキャリアにお金を払って回線を借りていて(自前で回線は持っていない)、キャリアはその金額に応じて回線の帯域を貸し出しているため、キャリアと比較すると回線が細いということです。そのため使っている人が少ない時間帯はキャリアと変わらない通信速度を確保できますが、混雑している時間帯だとかなり通信速度は遅くなります。キャリアは自前で回線を持っているため好きに使うことができるので、回線の帯域は格安SIMよりも広く通信速度は安定しています(auは何とも言えないけど)。
そのため金額的にも通信回線の安定さを考えても、最新のiPhoneを使いたいという方は基本的にはキャリアで申し込んだ方がいいと思います。ただし、キャリアのプランはきっちりと理解してから申し込むようにしてくださいね。はっきり言ってキャリアのプランは複雑怪奇できちんと理解しないとキャリアの思う壺になってしまいます。これは今後キャリアが解決しなければいけない課題だとは思いますが、顧客の囲い込みをするためにわざと複雑にしているとしか思えないので、解決される可能性は低いとは思いますが。。。
今後のスマホ運用の参考にしていただければと思います。
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