iPad mini (2019) と iPhone XS Maxを比較してみる

iPad

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

iPad miniは画面の大きさが7.9インチ、iPhone XS Maxは6.5インチと、数字上は画面の大きさが近い端末となっております。

そのため、「Maxがあればminiいらなくね?」という声が聞こえてきそうなので(私も一時期そう思っていました)、今回はこれらについて比較してみます。

画面の大きさ

冒頭でもお話したように、miniは7.9インチ、Maxは6.5インチと、数字上の差は1.4インチです。なので画面の大きさはそこまで変わらないように思えます。

しかしここで気をつけてもらいたいのは、miniとMaxでは画面の縦横比が全く異なるということです。インチの定義は画面の対角線の長さになりますので、画面の縦横比が異なる端末ではインチでの比較はあまり意味をなさないと考えたほうがよさそうです。

iPad miniの画面

まずminiも含めたiPad全般の画面の縦横比は4:3となっております。これは昔のテレビと同じ比率です(現在のテレビはハイビジョンで16:9)。そして画面の大きさは7.9インチ

そのためiPadを横向きにしてハイビジョン動画を見ると、上下に黒い帯が表示された状態で、画面の大きさをフルに活用できないちょっと残念な表示となります。

しかしこの4:3という大きさは画面が縦にも横にも広いため、またA4の紙などと比率が近いため、非常に使いやすく視認性の高い大きさです。

また、一般的な写真も4:3の比率となっているため、撮影した写真はiPadの画面をフルに使って表示できるため、写真を見るのにとてもいい端末です。

本についても同様で、一般的な本であればこの比率に近いため、iPadでの電子書籍は非常に読みやすいです。

iPhone XS Maxの画面

それと比較してベゼルレスとなったX/XS/XS Maxについては、縦横比が19:9非常に縦長の特殊な比率となっています。

ベゼルレスで全面画面なので多くの情報を表示できるのですが、見やすいかといわれるとちょっと疑問符が付きます。特に文章を読むときなどは、端末を横向きにしてしまうと横書きの文章は横長文章+縦方向が狭く行数があまり表示されないため、横向きでは文章を読むには適していない比率といえます(縦書きの文章でも1行の文字数が少なくてちょっと読みづらい)。

ハイビジョン動画を見るときは、iPadとは逆で縦はフルに使いますが、左右に黒い帯が表示されます。撮影した写真についても同様に左右に黒い帯が表示されて、画面をフルに活用できていません。

この19:9という比率をフルに活用できるのは、その画面比に対応したアプリを使ったときです。特にこの画面に対応したゲームはかなりの迫力で楽しめます。

miniとMaxの比較

miniとMaxのスペックについて、以下に整理しました。

機種 CPU メモリ 画面 画面の大きさ ピクセル数 ピクセル密度(ppi) 価格
mini A12 3GB 液晶 7.9インチ 2048×1536 326 45,800円~
Max A12 4GB OLED 6.5インチ 2688×1242 458 124,800円~

Maxの価格がえげつない、、、改めて確認するとMaxってこんなに高価だったんですね。。。

miniはMaxのおよそ1/3の価格で買えちゃいます。その価格差79,000円!これだけお金があれば、Apple PencilもAirPodsを買ってもまだまだお金が余ります。というか、miniとXR、miniとAir、さらに+1万円出せばminiとPro(11インチ)なんて組み合わせも考えられちゃいます!

以下にiPhone XS Maxの購入金額で、iPad mini (2019)と他に何を購入できるのかをA〜Fまででパターン分けしてみました。なお、価格は一番安いモデル(例えばMaxは容量が一番少ないモデル)を基準としています。

機種 価格 A B C D E F
iPhone XS Max 124,800
iPad mini (2019) 45,800
iPhone XR 84,800
iPad Air 54,800
iPad Pro 11インチ 89,800
Apple Pencil 10,800
Air Pods 22,800
Smart Keyboard (Air) 17,800
Apple Watch 45,800
合計金額 124,800 79,400 130,600 129,200 135,600 125,200
差額 0 45,400 -5,800 -4,400 -10,800 -400

これからわかることは、iPhone XS Maxに一番近い金額になるのはFパターンの、
「iPad mini (2019)」+「Apple Pencil」+「AirPods」+「Apple Watch」= 125,200円
ですね。

あるいはDパターンの、
「iPad mini (2019)」+「Apple Pencil」+「iPad Air」+「Smart Keyboard」
なんていう組み合わせなんてどうですかね?(129,200円なり)
外ではminiを使い、家ではAirとSmart Keyboardを使ってPCライクに用いる、なんてことも考えられます。Apple Pencilは外でも家でも大活躍です。

それにしてもiPhone XS Max 1台買う価格(124,800円)でこんなにも色々と買えてしまうんですね!比較するの楽しいw

こう考えると、iPhone XS系があまり売れていないのはなんだか納得ができます。。。やっぱり高すぎなんですよ。

なお、この中でApple Watchを含めていますが、Apple WatchはiPadでは使えないので気を付けてください。ペアリングできるのはiPhoneだけです(WatchアプリがiPhoneにしかありませんので)。

総論

用途によりますが、Maxを買うならmini + αも考えた方がいいような気がします。
miniじゃなくてもAir + αでもいいかと。

「iPadはちょっと欲しい!でもiPhone XS Maxが欲しいんだ!」という人は、Maxは妥協してXRとすると、mini + XRで、Maxに約5,000円追加する程度で購入できますので、これもひとつの候補にしてはいがかでしょうか。

購入する前のこういう悩む時間って結構楽しいですよね!

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