立会い出産を経験し思ったこと

雑感
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いつも読んでいただき、ありがとうございます。

本日、私は奥さんの出産に立ち会ってきました。その経験をふまえて、今後立ち会い出産に臨む男性へのアドバイスができればと思います。

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立会い出産とは

これは名前の通り、妻の出産に夫が立ち会うものです。立会い出産した私から言わせていただくと、男は一度は必ず奥さんの出産に立ち会うべきです。断言できます。

自分探しの旅に行くよりも人生観がガラリと変わります。

立会い出産を経験してみて

もうこれはいくらでも書くことができますが、記憶が鮮明なうちに自分のためにも書き残しておきたいと思います。

まず最初に、出産は命懸けの行為です。立会い出産を経験することで、本当の命懸けの行為というがどのようなものか思い知らされます。男性の考えでは頑張って痛い思いをして子供を産む、という認識だけしかない人がいると思いますが、頑張って痛い思いをしてというレベルではありません

立会い出産をすることで奥さんを見る目が変わります。もし奥さんのことを弱い人だと思っている人であれば、こんなにも強い人だったのか、と考えが一変するでしょう。そして今後奥さんには絶対に勝てないと思うことでしょう。下手なプライドを持っている男性には心を入れ替えてもらいたい。これで心が入れ替わらないようであれは、その人の奥さんはかわいそうと言うしかありません。私の場合は奥さんがもともと強い人だったのですが、それでも奥さんへの見方が変わりました。もう私は何をしても奥さんには敵いません。

私の奥さんの場合は、難産ではありませんでしたが、自然分娩の中ではかなり過酷な経験をしたと思います。

陣痛が来て病院に行ってから生まれるまでは約30時間かかっています。そして子供の頭が少し見えるような状態になってから産まれるまでに10時間以上かかりました。

頭が見えているというのは子供が産道に入っている状態です。子供が産道に入っている状態の陣痛というのは、女性にとっては一番痛く辛い時間帯のようです。本当はこの状態から出産まではあまり時間がかからないようですが、私の奥さんはそれを10時間以上も耐え抜きました。理由は、途中で陣痛が弱まってしまい赤ちゃんがそこから先に進むことができなくなってしまったためです(陣痛は筋肉の収縮により起こるもので、陣痛が弱まる=筋肉の収縮が弱まり赤ちゃんを外に出す力が弱まったということです)。

体力を一時的に回復させることで再度陣痛が強まることがあるため、一旦その状態で休憩をすることにしました。しかしそのままでは陣痛の痛みのため休息ができないので、痛み止めとして麻薬注射をしました(麻薬といってもいわゆる医療用)。

この医療用麻薬は癌の痛み止めにも使われる強い薬です。入れたのはいいのですが、それでもあまり効果はなく痛みは5-10分間隔で襲ってきていました。これで陣痛がどれだけの痛みかわかると思います。強い痛み止めを入れても全く効果のないほどの痛みなのです。

少し話は戻りますが、お産のために分娩室に行く前に陣痛室といところでお産に向けた準備をします。そこには陣痛を耐えている女性が他にも居ます。そこで聞こえてくるのは陣痛に耐えている女性のうめき声や叫び声です。声を出さない女性はいません。それほどに陣痛とは痛いものなのです。私は男性なのでどのような痛みなのかわかりませんが、周りのことなど気にしていられず声を出さないと耐えきれない痛みなのです。それが5分間隔くらいで襲ってくるのです。

お産に話を戻します。

一旦休憩した後、定期的な陣痛の痛みに苦しんでいるので休憩になったとは思えませんが、お産を再開することになりました。しかしながら産むためにはまだ陣痛が弱く、奥さんの体力も低下してきているため、また産まれてくる赤ちゃんの心拍も少し弱まってきていたため、他の方法を考える必要がありました。しかしながらすでに頭が少し見えている状態なので今から帝王切開することはできず、陣痛促進剤か鉗子分娩(かんしぶんべん)をするかの選択となりました。

陣痛促進剤を使う場合、それを打ってからさらに数時間陣痛に耐える必要があるため、今の奥さんの体力を考えるとあまりいい選択肢ではないとのことで、鉗子分娩をすることとなりました。

鉗子分娩とは2本の器具を使って、それで赤ちゃんの頭を掴んで引っ張り出す方法です。これって赤ちゃんに傷が出来てしまうのではないかと思いましたが、医師の説明によると「赤ちゃんの頭を掴んで引っ張り出すというよりかは、その2本の器具で産道を広げて引っ張りだすから赤ちゃんを傷付けるリスクは低い」とのことです。

ネットで調べると赤ちゃんの頭を掴んで引っ張り出す、との記載を見かけるのですが、どちらの説明が正しいのかはちょっとわからないです。ただ、私の場合は現場の医師が話してくれたことなので、そちらを信じたいと思います(安心させるためにそのような説明の仕方をしてくれただけかもしれません)。

そして実際のその器具を見たのですが、金属製でかなり長くて大きいです。最初その器具を両手に持った医師が、それらをちょっとすり合わせて金属同士が当たった音を聞いたときは「両手にサーベルを持っている」と思ったほどでした。もちろん鋭利なことはなく、奥さんも赤ちゃんも傷つけないように滑らかな形ですが、これを本当に入れるのか、と思うほどのものでした(本当に驚くほど長くて大きいです)。

さらに鉗子分娩をするときは会陰切開も必要となります。切開するので麻酔も打ちますがその麻酔がとても痛いようでした。陣痛で痛いのに他にも痛みを加えられるなんて、見ているこちらとしてはもうかわいそうで仕方ありませんでした。

実際の鉗子分娩ですが、まずその器具を入れるだけでかなり痛がっています。さらに赤ちゃんを引き抜くときに「パチン、パチン」と会陰を切っている音が聞こえてきます。器具も入れられ会陰も切られ赤ちゃんを出すという、もう痛みの極みを伴っているのに奥さんはそれに耐えています。

私としてはそれに寄り添って声をかけることしかできません。そしてそれを我慢して赤ちゃんを出産した奥さんには、尊敬と感謝の念しかありません。

本当にありがとう。

これを書いているだけで涙が出てきます。

しかしながら産んで終わりではありません。その後に胎盤を摘出して、さらに最後に会陰縫合が待っています。

これがまたすごい痛みらしく、出産が終わったのに会陰縫合のために痛みによる悲痛な声を出しています。本当に痛いらしく、おそらく麻酔なしでの縫合と同じくらいの痛みを味わっていたと思います。見ている感じだと10針以上は塗っていたのではないかと思います。せっかく出産の痛みから解放されたにも関わらず、最後にそのような痛みを味わう必要があるなんて、こっちとしてはもう何もできずに奥さんに最後まで寄り添うしかできませんでした。

しかしながらそれが終わってしまうと、奥さんは思いのほかケロッとしていました。「女性は強い」ということを本当に実感しました。助産師さんからも「女性は出産のために体が丈夫に作られている。なので痛みにも耐えらえる。」と言われました。

まさにその通りです。はっきり言って、男性はあの痛みには絶対に耐えられないでしょう。本当に女性はすごいとしか言いようがありません。奥さん曰く、赤ちゃんが出るときは内臓が全て出てしまうような間隔だったとのこと。もう本当に感謝しかありません。

総論

奥さんの出産には一度は立会いましょう。

ただ、私の知り合いには血を見るだけで気持ちが悪くなるいう人がいるので、そういう人は無理に立ち会う必要はありません(というか絶対に立ち会わない方がいいと思います)。

それによって奥さんへの愛情がより深まります。女性を見下しているような人にとってはプライドをズタズタにされると思いますが、どうぞ考えを変えてください。出産を見ても何も気持ちが変わらないような人であれば奥さんがかわいそうなので、別れた方が奥さんのためであると思います。ただし、別れても養育費としてお金だけはちゃんと奥さんに渡すようにしてくださいね。

出産は長丁場です。男性も寝不足になると思いますが(私はほぼ二徹)、奥さんはそれ以上に辛い思いをしています。奥さんは痛みで眠ることはおろか食事すらほとんど取れず、飲み物もほぼ飲めずの状態でずっと耐えているのです。それに比べたら眠気に耐えることなんて大したことはありません。

あと、立会い出産をしない人でも奥さんの陣痛が始まったら仕事は即切り上げてください。最近は出産で奥さんが亡くなるということはほとんどなくなりましたがゼロではありません。先にも書きましたが出産は命がけなのです。

あなたは奥さんの命や赤ちゃんの命よりも仕事の方が大事ですか?

Yesというのであれば、あなたは絶対に結婚しないでください。そんなことはないと思う人は、今やっている仕事が今後の自分の出世を左右するような大事な仕事の途中であっても、それを直ちに中断して病院に行ってください。それがプレゼンの途中であってもです。

仕事が終わった後に駆けつけたら奥さんも赤ちゃんもいなくなっていたらどうしますか?

それでも出世の道を選びますか?(残念ながらそのような思考の人は絶対に出世できませんが)。

このようなことで後悔している人が実は世の中にはそれなりにいると思います。 そのようなことは絶対にないようにしてください。

そして出産に立ち会うことで奥さんと一緒に喜びを分かち合うことができます。一緒に分かち合うことで赤ちゃんにも愛情が生まれ、いい家庭生活を築き上げることができると思います。私にはそれはこれからなので何も偉そうなことは言えませんが、立ち会うことで失うものは何もありません。

これは個人的な備忘録を兼ねて記事にしています。しかし今後立会い出産をする男性にとっても参考になればいいと思っています。

個人的な見解が多々含まれていることはご容赦ください。気分を害された方には申し訳ありません。

長々と読んでいただき、ありがとうございました。

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