いつも読んでいただき、ありがとうございます。
意気揚々と購入した13インチiPad Pro M5 ですが、返品することにしました。発売日に届いたiPad Pro M5 については、画面上の不具合と思われる件で交換してもらったのですが、交換後のものでも状態は同じだったのでこれは仕様と受け取りました。
それはわかってよかったのですが、M5 iPad Pro を使っていても全く気分が乗らない。正直言って特にワクワクすることが全くなく楽しいと思うこともありませんでした。少し長いですがそのあたりまとめましたので良かったら読んでいってください。
はじめに
今回は、iPad Pro M5を購入したものの返品することに決めた理由をまとめます。実際に使ってみて感じた違和感や、M4との比較、ナノテクスチャガラスの使用感まで、率直に書いていきます。
結論から言えば、M5は自分の使い方にはオーバースペックでした。そして自分の使用感としてはM4モデルと何も変わらない、つまり買い替える必要性がどこにもない。M5はメモリが増えて処理性能も良くなってということで、精神衛生上とても良いことではあるのですが、お金を出してまで買ったのに何も変わらないということを考えると逆に精神衛生上良くない(笑)
使って初めてわかったことも多く、結果的に「やっぱりM4で十分」という判断に至りました。
iPad Pro M5を返品した理由
きっかけは「A16搭載の無印iPad」で気づいたこと
私はiPad Pro 以外に、家族で使っている無印iPad(A16チップ搭載)があります。これは家族が誰でも自由に使えるiPadでして、リビングに無造作に置いてあります。
最近触っていなかったのでちょっと使ってみようと思い、ブラウジングしたりProcreateでちょっとお絵描きをしてみたりしました。あまりにも違和感なく使える。M4モデルとほとんど性能差を感じられない。画面は液晶だけど十分過ぎるほど綺麗で、Apple Pencil もとても快適に使える。思った以上に快適で驚きました。自分の使い方だと何もかもスムーズで、動画再生も遅延なし。
「自分が普段やっている作業、A16でも十分じゃない?」
そう感じた瞬間に、ハッとしました。
普段の用途──ブラウジング、読書、ノートアプリ、動画視聴──では、Mシリーズの超高性能チップは持て余していると気づいたのです。
今更ながらですが、ちょっとした衝撃でした。
M5購入の動機:1年半の空白を避けたかった
もともと私は13インチiPad Pro M4を所有しています。
M4でも全く不満はなかったのですが、「今までのiPad Pro のリリース間隔から考えると、次のM6モデルは1年半後だろう」と予想し、1年半も最新チップを使えないのは非常にもったいない、と思ったのが購入の理由でした。
ただ、M4を売却して資金を補う予定だったとはいえ、M5の購入にはそれなりの出費が必要です。実際に使ってみて、自分の用途に対して明確な差を感じられなかったことから、わざわざM5にする必要はなかった、と判断しました。まあ、先に書いた無印iPad A16 の衝撃が決定的でしたが笑
実際に使ってわかったナノテクスチャガラスの弱点
アンチグレアの効果は確かにあるが…
今回のM5では、ナノテクスチャガラスモデルを選びました。反射を抑える「アンチグレア仕様」ということで期待していましたが、実際に使ってみると、確かに反射は少なく、ライトの映り込みも軽減されます。
ただしその代わりに、わかっていたことではあるのですが、画面全体がややにじんで見えるという感じがどうしても拭えずでした。鮮明さよりもマットな質感が強く、文字や発色のシャープさが損なわれて感じます。これではタンデムOLEDの良さが活かせていないと思いました。
文書・読書中心の使い方では不向き
私はiPadで文書を読む・書く・本を読む機会が多いのですが、ナノテクスチャガラスでは文字がわずかに滲んで見えます。長文を読む際、標準ガラスのようなクリアなコントラストがないため、どうしても気になってしまいました。逆に明るさは若干抑えられて目には優しいとは感じました。
結果として、自分の用途では標準ガラスのほうが向いているという結論に。反射を防ぐよりも、文字のくっきり感を優先したいというのが本音です。
返品手続きと今後の方針
Appleサポートへの連絡と返品確定までの流れ
返品の決意を固めたあと、すぐにAppleサポートに電話をしました。対応は非常にスムーズで、15分程度の通話で返品手続きが完了。返品の場合はヤマトによる集荷はできず、自分で持ち込み対応になるのでその辺りはお気をつけください。
Appleの返品ポリシーはしっかりしていて、「実際に使ってみて合わなかった」という理由でも、誠実に対応してくれたのが印象的でした。つまり「自己都合」で返品OKということです。本当に素晴らしい対応だと思います。購入して合わなかった場合は無理して使い続けることなく、返品した方がよいと思います。Appleがそのような返品を認めているのでためらう必要はありません。ただ、いたずらに購入して返品、というようなことはやめましょう。
今後はM4 iPad Proを使い続ける
返品を終えて、改めてiPad Pro M4を使い続けることにしました。M4でも十分すぎる性能を持ち、日常の作業で不満は一切ありません。M5を試したことで、むしろM4の完成度の高さを再確認する結果になりました。
これからはM4を“自分仕様”に使い倒していこうと思います。ノート、資料閲覧、ブログ執筆、読書、マンガ、動画閲覧など、コンテンツ消費端末としてでもいいですし、クリエイティブ作業でもいいですし、もう何でも気にせず使います。何かクリエイティブなことをしないと!みたいな強迫観念は一切捨てます。M4はまだまだ現役で活躍してくれそうです。

次の検討対象:MacBook Pro M5
M4 ProからM5への買い替えを検討中
またかよこいつ、みたいなことを言っていますが(笑)
iPadではなく、MacBook Pro M5のほうに少し興味が出てきました。自分の作業スタイル(ブログ執筆や資料作成、たまにプログラミング)を考えると、iPadよりもMacBookのほうが効率的に使える場面が多いからです。
ただ、今使っているMacBook Pro M4(16インチ)を売却しても、M5購入には追加の出費が必要になりそうです。また、M5はM4 Proよりも基本的にスペックが下がるため、そのあたり考えるとちょっと躊躇してしまいます。
今後の判断ポイント
- サイズ変更(16インチ→14インチ)を検討中(←ここが一番大きいポイント)
- 他ユーザーのレビューやベンチマーク結果を確認してから判断
- M4で十分なら、無理にM5へ移行しない選択もあり
最新モデルに飛びつくのではなく、自分の使い方に合うかを軸に判断する予定です。
まとめ:大切なのは“自分に合ったスペック”
今回の経験で感じたのは、いたずらに最新・最高スペックがに飛びつくのは得策ではないということでした。
iPad Pro M5は確かに素晴らしい製品ですが、自分の使い方──読書、メモ、ブラウジング──ではM4で十分。ナノテクスチャガラスも、用途によってはむしろデメリットになることがわかりました。
今後は「必要十分」なスペックを見極めて、自分のスタイルに合ったデバイス選びをしていきたいと思います。
あと安心したのが金銭的な部分です。いくらうまくiPad Pro M4 を売却しても、今回のM5購入には10万円以上の足が出てしまうので(M5は1TBモデルの高価格モデルを購入したので)、そこがなくなったのは安心しました(足が出るとは言えないレベル)。その辺りも無理して買う必要性がないことを改めて感じたところでした。お金はとても大事ですので、無理してはいけないですね。














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