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Appleが突然発表したiPad mini A17 Pro。一見するとiPad mini 6と見た目は変わらないように思えますが、いくつかの重要な進化ポイントがあります。ここでは両モデルを比較し、買い替える価値があるかどうかを検討していきます。
価格とストレージ: さらにお得に
注目すべき変更点の一つは、ストレージ容量です。iPad mini A17 Proのベースモデルは128GBから始まり、これはiPad mini 6の64GBに対して2倍になっています。それにもかかわらず、価格は据え置きです。つまり、同じ価格でより多くのストレージを手に入れることができるということ。テクノロジーの進化に伴い価格が上昇する傾向にある中で、これは実質的な値下げとも言え、お得感が増しています。
デザイン: 見た目は同じね…
iPad mini A17 Proの外観は、iPad mini 6と同じです。ディスプレイサイズや全体の形状もそのまま。しかし、色のラインナップが変わったことが唯一の違いです。新しいカラーオプションが加わり、ユーザーにとって選択肢が広がりました。デザイン面では変化がないので、iPad mini 6のデザインが気に入っている人にとっては違和感なく使えるでしょう。
パフォーマンス: Apple Intelligenceに向けた性能向上
iPad mini A17 Proの最大の進化は、A17 Proチップの搭載です。これにより、前モデルと比べてCPUパフォーマンスが30%向上し、アプリの起動速度やマルチタスクの処理がよりスムーズに。また、GPUパフォーマンスも25%向上しており、グラフィック性能が強化されています。これにより、重いグラフィック処理を必要とするゲームやクリエイティブなアプリの動作がより快適になっています。しかしながらiPhone 15 Pro に搭載されている A17 Pro ではGPUが6コアありましたが、このiPad miniではなぜか5コアに減らされています。なぜこうしたのか、何と差別化する必要があったのかはよくわかりませんが、もしかするとバッテリー持ちを考えて泣く泣く5コアに減らしたのかもしれません。
さらに、A17 ProチップはAppleの最新技術であるApple Intelligenceにも対応しています。Apple Intelligenceは、AIを活用した高度な処理をサポートしており、特に機械学習ベースのアプリや機能での効果が期待されています。日本で使用できるのはまだ先の2025年になるということですが、今後のソフトウェアアップデートや新しいアプリの登場に伴い、さらにその価値を発揮するでしょう。
Apple Pencil Proのサポート: ペンの買い替えが必要に
新たにiPad mini A17 ProはApple Pencil Proに対応しています。ここで注意すべき点は、Apple Pencil 第2世代には対応していないということです。すでに第2世代のApple Pencilを使っている人は、今回のモデルに合わせてApple Pencil Proを購入する必要があります。これは少し残念なポイントですが、より高性能なApple Pencil Proを利用できるメリットもあります。
通信モデル: eSIMのみ対応
iPad mini A17 Proのセルラーモデルでは、物理SIMが廃止され、eSIMのみに対応する形となりました。これにより、物理的なSIMカードを使っていたユーザーは少し戸惑うかもしれませんが、eSIMに移行することで利便性が向上し、海外旅行などでのSIMカードの差し替えも不要になるというメリットがあります。
結論: iPad mini A17 Proは買うべきか?
iPad mini A17 Proは、ストレージの増加、A17 Proチップによるパフォーマンスの向上、Apple Intelligence対応など、想定通りの進化となったモデルです。特に、Appleの最新技術を体験したいユーザーや、新しいApple Pencil Proを使いたいというユーザーにはひとつの選択肢となるでしょう。
一方で、外観の変化がなく、すでにiPad mini 6を持っていて性能に満足しているユーザーにとっては、今すぐの買い替えはあまり必要とは思えません。とはいえ、将来的なApple Intelligence対応を考えると、今回のアップデートを機に買い替えても良いかと思います。おそらく次のiPad mini は3年ほど出ないと思われるので。
ちなみにもし私がiPad mini 6 を持っていたら買い替えるかどうかと言われると、買い替えずに様子見です(過去に所有していたのでそれを踏まえて)。理由は、iPad mini 6 でもまだスペックは十分だし、Apple Intelligenceは日本で使用できるのが2025年からなので、どんなものが確認してから買い替えを考えるで十分かと思います。
あと、ゼリースクロール現象はどうなったんですかね???