Bambu Lab A1のビルドプレートはどれを使うべき?3種類を使い比べてわかったおすすめの使い分け

3Dプリンタ

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

Bambu Lab A1を購入してから、さまざまなものを印刷してきました。その中で、「ビルドプレートは結局何を使うのが一番いいの?」という疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

私自身、現在は以下の3種類のプレートを使っています。

  • テクスチャPEIプレート(標準付属)
  • スムースPEIプレート
  • 3D効果転写プレート

実際に使ってみると、それぞれの用途がなんとなくわかってきました。今回は、それぞれの特徴とおすすめの使い分けを紹介します。

テクスチャPEIプレート(標準付属)は迷ったらこれ

A1を購入すると最初から付属している、金色のプレートです。

メリット

一番のメリットは、一層目の定着力が非常に高いことです。PLAであればほとんど失敗することがなく、「とりあえずこれを使っておけば安心」という安心感があります。また、多少プレートが汚れていても比較的問題なく印刷できることが多く、扱いやすいプレートです。

デメリット

一方で、造形物の裏面には細かな凹凸が付きます。これはテクスチャ加工によるものなので当然ですが、見た目を重視する作品では少し気になることがあります。裏面まできれいに仕上げたい場合には、少し物足りなく感じるかもしれません。ただし、この凹凸が一層目の定着力を強くしているので、造形物作成には非常に重要な要素です。

おすすめ用途

  • 試作品
  • 実用品
  • 大きな造形物
  • とにかく失敗したくない印刷

スムースPEIプレートは完成品向け

こちらは別途購入が必要なプレートです。

購入前は「見た目が違うだけかな」と思っていましたが、実際に使うと結構底面部分の仕上がりが変わりました。

メリット

驚いたのは、一層目の定着力です。テクスチャPEIプレートと比べても遜色なく、しっかり貼り付きます。

そして最大の魅力は、裏面の仕上がりです。スムースの名前の通り非常になめらかで、きれいな表面になります。

フリマアプリで販売する作品や、人にプレゼントするものなど、完成品を作る場合はこちらを選ぶことが増えました。

デメリット

唯一気になるのは皮脂です。指で触ると皮脂が付きやすく、その部分だけ定着力が落ちることがあります。また皮脂が非常に目立ちやすいので、ちょっと触っただけでもその部分が濃くなってしまい気になってしまいます。

そのため、定期的にプレートをしっかり洗浄する必要があります(あるいはプレートを触る際は手袋を使うなど極力素手で触らない)。

テクスチャPEIプレートよりもメンテナンスには少し気を遣います。

別途購入費用がかかるのもデメリットですかね。

おすすめ用途

  • フリマアプリで販売する作品
  • プレゼント
  • インテリア
  • 見た目を重視する造形
上:テクスチャPEI  下:スムースPEI

3D効果転写プレートは見た目重視

こちらは特殊なプレートで、印刷面に模様やホログラムのようなデザインを転写できます。

メリット

最大の魅力は何と言っても見た目です。完成した瞬間に「おぉ!」と思えるくらい印象が変わります。

特に子供向けのおもちゃでは効果抜群です。子供はすごく喜びます。

キラキラした模様が付くだけで、同じモデルでも特別感が一気に増します。

デメリット

一方で、一層目の定着力は3種類の中では最も弱いと感じています。小さいパーツや反りやすいモデルでは、途中で剥がれてしまうこともあります。特にA1などのベットスリンガー方式モデルでは、造形物が載っている台が前後に素早く動くので、その動きにかかる加速に耐えられず剥がれてしまうこともあります。

印刷条件やモデルとの相性もあると思いますが、「失敗しにくさ」で選ぶプレートではありません。

おすすめ用途

  • 子どものおもちゃ
  • キーホルダー
  • コースター
  • 飾って楽しむ作品
  • 見た目を重視する小物

3種類を比較してみる

プレート 一層目の定着 裏面の仕上がり メンテナンス おすすめ用途
テクスチャPEI ★★★★★ ★★★☆☆(凹凸あり) ★★★★★ 試作品・普段使い
スムースPEI ★★★★★ ★★★★★(非常になめらか) ★★★☆☆ 販売品・プレゼント
3D効果転写プレート ★★★☆☆ ★★★★★(模様転写) ★★★★☆ 子ども向け・装飾品

私の使い分け

以下のような感じで使い分けています。

  • 普段の印刷や試作品は「テクスチャPEIプレート」
  • 極力きれいに作りたいものは「スムースPEIプレート」
  • 子ども向けのおもちゃや見た目を重視した作品は「3D効果転写プレート」

この3枚があれば、ほぼすべての用途をカバーできます。

特にスムースPEIプレートは、購入前は「本当に必要かな?」と思っていましたが、実際に使ってみると完成品の質感が想像以上によく、今ではデフォルトで使っています。テクスチャPEIプレートの出番がなく、ちょっとかわいそう。。。

まとめ

ビルドプレートは、どれが一番優れているというものではなく、それぞれ得意な用途があります。

  • 失敗したくないなら「テクスチャPEIプレート」
  • 完成品の質感を重視するなら「スムースPEIプレート」
  • 見た目のインパクトを重視するなら「3D効果転写プレート」

最初は標準付属のテクスチャPEIプレートだけでも十分楽しめますが、もし販売用の作品を作ったり、完成度をさらに高めたいのであれば、スムースPEIプレートは非常におすすめです。

また、子ども向けのおもちゃやイベントで配る作品などを作るのであれば、3D効果転写プレートも1枚持っておくと、作品の印象が大きく変わります。

用途に合わせてプレートを使い分けることで、3Dプリントの楽しさも作品の完成度も、さらに高められると感じています。

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