Apple M6チップの性能について

Apple

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

AppleからM6チップを搭載したMac miniの発売が突然発表されました(M5 Ultraについては言及しません)。

M6については予想通り2nmプロセスで製造されたチップで、これはAppleにとって初であるだけでなく、おそらく世界初の2nmプロセス製造チップになるかと思います。

現在Appleが公開している情報によると、スペックと性能改善は以下のようになっています:

  • CPU / GPU構成:M5(CPU 10コア / GPU 10コア)→ M6(CPU 12コア / GPU 12コア)
  • 性能向上:CPUマルチコアで20%アップ、GPUマルチコアで30%アップ

コア数が10コアから12コアに増えているため、CPUの20%改善やGPUの30%アップは、ほぼコア数増加による性能アップのように見えます。そのためシングルコア性能に関しては、あまり向上していないのではないでしょうか。

これは3nmプロセスに初めて移行したM3チップの時と同様です。当時のM2(5nm)からM3(3nm)になった際も、あまり性能アップがありませんでした。微細化されたプロセスの初代チップは性能改善が難しく、第2世代になって一気に性能が伸びる傾向があります。実際、M3からM4では大幅に性能改善されました。そのため今回も、第2世代の2nmプロセスとなる「M7」のタイミングで大きく性能が向上するのではないかと見ています。
ただ、12コアにすることができたのは、2nmに微細化したためより多くのトランジスタを詰め込むことができた結果だと思いますので、これは微細化の効果と言えるでしょう。

一方で、今回のM6は16コアNeural Engineを2基搭載しているとのことなので、純粋にAI性能は2倍近く向上するはずです。ローカルでAIを動かしたり、各種AI機能を使ったりする場面ではかなり性能を発揮してくれると思います。

AI機能を頻繁に活用する方であればM6を選ぶのも大いにありですが、純粋な処理性能の劇的な進化を期待するのであれば、やはり本命はM7になりそうです。

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