亡国のイージス

福井晴敏さんが書いた「亡国のイージス」を読んだ。
安保法案が話題だったから読んだわけではなく、アマゾンのKindle版が100円になっているのを見て、あ、そういえば持ってるけど読んでないな、と思っただけです。
たぶん買ったのは10年くらい前、よくここまで積読したな。。。

総括としては、内容もわかりやすく、人間模様も詳細に書かれていて面白かったです。
最近小説をあまり読んでないってのもありますが、通勤電車の中で来る日も来る日も没頭して読みました。
この内容は女性には受けるのかわかりませんが、男性にとってはグッとくるものがあるはず。
今までの人生を振り返ると何もかもが中途半端だった(個人的に自分もそうだったと思ってしまう)、と思ってた人が、ひとつのことに命を懸けて全力で戦う、共に生きてきた仲間を大切にする、心に響くものがあります。
この著者の方はイージス艦や自衛隊機に精通しているのか、それとも相当勉強してこれらの構造を理解したのですね。頭が下がります。

人生に疲れた時、目標を見失った時、人間関係に嫌気がさした時など、読んでみてはいかがでしょうか。

この本のようなことは起こる可能性は低いと思いますが、スノーデンの暴露話などを考えると、裏では何が起きているのか、我々一般市民には隠された事が無数にあるのでしょうね。

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